Bouzouki | Mandolin Family | Tenor Banjo | Guitar/Others

Bouzouki(ブズーキ)
Oakwood Bouzouki  
Oakwood Bouzouki 現在、メインで使っているブズーキです。「イングランドのメーカーで、とても親切に相談にのってくれるメーカーがある」と紹介してくれたのは、Deisealのブズーキ奏者、Niall O’Callanain氏。楽器の仕様はNiall氏のブズーキと、ほとんど同じで、ネックやボディ部分にずいぶんと細かい注文をつけたにもかかわらず、快く引き受けてくれました。表面板はスプルース、側面・背面板はマホガニーで、特長は大きなボディサイズと細身のネック。アイルランド音楽でブズーキは伴奏に使われることがほとんどですが、この楽器は、ストロークでその威力を最も発揮する楽器と言ってよいでしょう。カッティングの音の際立ち方、各弦の音のバランス、マイルドな高音域と、パンチのある中音、低音域など、最も気に入っている点です。装飾はあくまで必要最低限。シンプルな中に美しさを感じる楽器です。
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Crump Bouzouki  
Crump Bouzouki Dervishのブズーキ奏者Michel Holmes氏が使用していることで一躍有名になったアメリカの楽器製作者P.W.Crump氏の手になるブズーキです。彼が製作するブズーキのうち最もボディサイズの大きなタイプです。表面板はスプルース、側面・背面板はローズウッド、低音、中音、高音のバランスが取れていて、コードワークよりはブズーキ特有のクロスピッキング奏法、あるいはメロディを弾くのに向いた楽器です。ボディの厚みがあるため、ふくよかな音がします。またこの楽器の見所はCrump氏が手掛ける美しい装飾です。あるバンジョーメーカーのヘッドのインレイを手がけていた経験があるそうで、ヘッド部分にはケルト模様をモチーフにしたインレイデザインが施されています。楽器の基本のデザインは、Michel Holmes氏と同じで、表面板はバーガンディ色に塗装されています。随所に装飾が施された美しい楽器です。
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Joe Foley "Dordan" Bass Bouzouki  
Joe Foley アイルランドのブズーキ製作の第一人者Joe Foley氏の手になるブズーキです。1993年にアイルランドを訪れた際にFoley氏に初めてブズーキを注文して以来、これが彼に製作してもらった3本目のブズーキとなります。マンドセロのような低音の出る楽器という注文に答え、彼が作ったのがこの楽器です。オリジナルデザインのブズーキよりも二回りほど大きなボディに加え68センチというロングスケールに当初はびっくりしました。ボディの大きさ同様、厚みも半端ではないため、低音が楽器の底の方から湧き出てくる感じです。角状のヘッド部分には花の模様があしらわれていますが、これは花や木が大好きというFoley氏の趣味によるもの。彼自身はこの楽器をゲール語で低音を意味するDordanと呼んでいました。
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Joe Foley Carved Top Bouzouki  
Joe Foley Carved Top Bouzouki Joe Foley氏に製作してもらった2本目のブズーキです。Gibsonのマンドリンのようなアーチトップのブズーキは面白いのではないかということで、Foley氏に製作してもらいました。実は、あるとき、Dublinの楽器店J.McNeill(残念ながら今はありません)で、Foley氏が作成したGibson F-5のコピーが中古で売りに出ているのを見たことがありました。これが、なかなかの出来で、Foley氏はこういうマンドリンも製作するんだ、と感心したものです。そうした経験もあったので、面白い楽器ができるのではないかと期待していました。Foley氏は当時、表面板にスプルースよりもシダーの好んで用いており、この楽器もシダーを削りだした表面板に薄っすらと黄土色の塗装が施されています。側面・背面板はローズウッドで初期のひし形サウンドホールのデザインを採用しています。余韻は短め、丸みを帯びたサウンドが特徴です。
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Stefan Sobell Bouzouki  
Stefan Sobell Bouzouki アーチトップのブズーキはFoley氏のブズーキが初体験というわけではなく、このSobell氏のブズーキが最初でした。Sobell氏はイギリスの有名な楽器製作者で、シターンという古楽器と、Gibsonのアーチトップギターにヒントを得て作ったと言われるのが、5コース10弦の現代版シターンです。シターンとブズーキの違いはブズーキの4コース8弦に対し、弦の本数が多いことと、メロディを弾くことをメインに考え、スケールが短い点です。このブズーキは初期のタイプに比べボディサイズが一回りほど大きくなっています。表面板はスプルース、側面・背面板はローズウッド、独特の卵型サウンドホールやヘッドストック形状など一目でSobellブズーキと分かる特徴を備えています。見た目ばかりではなく、低〜高音のバランスも絶妙な楽器です。一時期、同じボディの10弦ブズーキも所有していましたが、使い道がなくて手放してしまいました。
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Andy Viccars Les Paul Sunburst-top style Bouzouki  
Andy Viccars Les Paul Sunburst-top style Bouzouki ずいぶん前になりますが、ネットで、Fairport ConventionのMaart Allcocks氏が、自身のエレクトリックブズーキのことを書いている面白いコラムを見つけました。Gold-topのLes Paul ボディにブズーキのネックを取り付けた、そのブズーキは、真っ暗なステージなどではLes Paulのギターとよく間違えるというようなことが書いてありました。このブズーキの製作者がEnglandのAndy Viccars氏でした。当時は副業で楽器を製作しており、完成までにずいぶん時間がかかったのを覚えています。一見すると普通のLes Paulなのですが、よく見るとペグが8つあるということで、驚く人も少なくありませんでした。Andy氏のアイデアでハンバッキング・ピックアップに加えて、ブリッジ部分にピエゾのピックアップが仕込まれています。本家同様エフェクターのかかり具合は抜群で、ディストーションサウンドなどお手の物というのも面白い点です。
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Joe Foley Bouzouki  
Joe Foley Bouzouki 最初に手に入れたのがこのJoe Foley氏製作のブズーキです。1994年のことです。その前年アイランドを訪れた際に出会った4人のブズーキ奏者がいずれもFoley氏のブズーキを弾いていて、その力強い、きらきらした音色に完全にまいってしまい、ダブリン郊外のFoley氏の自宅兼工房におじゃまし、このブズーキをオーダーしました。約半年後に手元に届いたブズーキを見てびっくり。表面板が美しいワインレッド色に塗装されていたのです。なんでも日本へ送る最初のブズーキということで特別に塗装したとのこと。トップはシダー、サイドとバックにはアイリッシュウォールナットが使われていて、最近のFoley氏のブズーキに比べると若干硬めの音がします。初めて音を出したとき、これこそアイルランドのブズーキの音と感激したものです。それから数年は、よき相棒として常にセッションに持ち歩いていました。

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